British Columbia

ブリティッシュ・コロンビア州政府は、同州政府のネットワークに影響を与えた複数の「サイバーセキュリティ事件」を調査している。

デビッド・エビー州首相は水曜日の声明で、攻撃者が侵害されたネットワークから機密情報にアクセスしたり、盗んだりした証拠はないと述べた。

しかし、現在進行中の調査では、インシデントの影響を評価し、アクセスされた可能性があるとすればどのようなデータかを調べている。

「最近、BC州政府は、政府のネットワークに関わる高度なサイバーセキュリティ事件を確認しました。

「政府は、カナダ・サイバー・セキュリティ・センター(サイバー・センター)や他の機関と緊密に協力し、インシデントの範囲を特定し、データと情報システムを保護するための追加対策を実施している。

BC州政府は、同州のネットワークに影響を与えたサイバーセキュリティ・インシデントの件数と、それがいつ検出されたかをまだ公表していない。

このインシデントについて、首相府の副コミュニケーション・ディレクターに問い合わせたが、すぐに回答は得られなかった。

「国民がこれらのインシデントについて多くの疑問を持つであろうことは承知しており、調査を損なうことなく、できる限り透明性を保つつもりです」とエビーは付け加えた。

「この複雑な作業が進むにつれて、政府はブリティッシュコロンビアの人々に最新情報を提供していく。

これらの事件やその他の未公表の攻撃に関する情報をお持ちの方は、シグナル(646-961-3731)またはtips@bleepingcomputer.com

カナダ政府は11月にも、カナダ政府職員向けのリロケーション・サービスを提供する2社(BGRSとSIRVA)が10月にハッキングされた後、未公表の職員が所有する機密情報が流出したデータ侵害を公表している。

カナダ政府はこの事件を原因とはしていないが、ランサムウェア集団LockBitは10月17日にSIRVAのシステムに侵入し、1.5TB相当の盗難文書を含むアーカイブを流出させたと主張している。

さらに最近では、2月にカナダの国家警察である王立カナダ騎馬警察(RCMP)が、ネットワークを標的としたサイバー攻撃を受けたことを公表し、従業員に対して警戒を怠らないよう注意を促した。

カナダのマネーロンダリング防止機関も3月上旬、「サイバー事件」と称する事態を収束させるため、社内システムのオフライン化を余儀なくされたが、情報システムや機密システムへのアクセスはなかったという。